うら悲しい
うらがなしい
形容詞
標準
sad
文例 · 用例
蕪村はこうした郊外野望に、特殊のうら悲しい情緒を感じ、多くの好い句を作っている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
そして勇ましいこの戦の幻は一種の名状し難い、はかない、うら悲しい心持ちのかすみの奥に動いているのであった。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
同じようにはかないうら悲しい心持ちに、今度は何かしら神秘的な気分が加わっているのであった。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
尻上りに、うら悲しい……やむ事を得ません、得ませんけれども、悪い癖です。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
かの女は目も眩むほど不快の気持に堪えて歩いて行くと、やがて二つの感情はどうやら、おのおのの持場持場に納まり、沖の遠鳴りのような、ただうら悲しい、なつかしい遣瀬なさが、再びかの女を宙の夢に浮かして群衆の中を歩かした。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
何処か、しゆつ/\と風が通る……十七「うら悲しい、心細い、可厭な声で、『お客様あゝ、』『奥様、』と呼ぶのが、山颪の風に響いて、耳へカーンと谺を返してズヽンと脳を抉る。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
枕ばかり寂しく丁とあり、木賃で無いのが尚ほうら悲しい。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
だが、兄の語る言葉は、淋しくうら悲しい、思春期のなやみに哲学的な懐疑も交っているのだ。
— 岡本かの子 『兄妹』 青空文庫
作例 · 標準
この言葉の定義は「sad」である。
「sad」という意味で使われることが多い。
sad」という概念は重要だ。
その出来事は「sad」の良い例だ。