爆烈
ばくれつ
名詞
標準
文例 · 用例
抑も亦不時の爆烈、何を以て避けむとするか。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
此山今茲屡ば爆烈し、近く數日の前に於て噴出する所の泥土未だ乾かず。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
△内山愚堂 爆烈彈事件、虚無黨主義事件にて目下入獄せる有名なる惡僧なり、其詳傳既に記載せり。
— 石川啄木 『日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象』 青空文庫
――今度の事と言ふのは、實に、近頃幸徳等一味の無政府主義者が企てた爆烈彈事件の事だつたのである。
— 林中の鳥 『所謂今度の事』 青空文庫
秋水幸徳傳次郎といふ一著述家を首領とする無政府主義者の一團が、信州の山中に於て密かに爆烈彈を製造してゐる事が發覺して、其一團及び彼等と機密を通じてゐた紀州|新宮の同主義者が其筋の手に檢擧された。
— 林中の鳥 『所謂今度の事』 青空文庫
爆烈して来る音響の中で明滅する氷河は、夜の世界を守護している重厚な神に似ていた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
そして中には、「用心せよ、爆烈弾を見舞うぞ」というような文句の書かれたものさえあった。
— 小酒井不木 『恐ろしき贈物』 青空文庫
僕は君を毒殺しても、すぐ、男子たる面目をたてるために、爆烈弾をもって死のうとしたよ。
— 小酒井不木 『卑怯な毒殺』 青空文庫