手慣れた
てなれた
連体詞
標準
practiced
文例 · 用例
實際多くの定律詩人の中には、何等その心の中に詩情の醗酵せる音樂を感ずることなく、單にその手慣れたる格調上の技巧によつて、容易に低調な思想を詩に作りあげてしまふ。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
やっぱり手慣れた生きものの金魚で彼女を作るより仕方がない。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
こんな時藤野は人の話を聞かぬでもなく聞くでもなく、何か不安の色を浮かべて考えているようであるが、時々かくしから手慣れた手帳を出してらく書きをしている。
— 寺田寅彦 『花物語』 青空文庫
」「あいつほど馬に手慣れたやつなら、いくらでも誤魔化しようはある。
— SILVER BLAZE 『シルヴァブレイズ』 青空文庫
海産物会社の印袢天を着たり、犬の皮か何かを裏につけた外套を深々と羽織ったりした男たちが、右往左往に走りまわるそのあたりを目がけて、君の兄上が手慣れたさばきでさっと艫綱を投げると、それがすぐ幾十人もの男女の手で引っぱられる。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
もちろんふところの中には手慣れたスケッチ帳と一本の鉛筆とを潜まして。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
それがいかにも手慣れた商人らしく彼には思われた。
— 有島武郎 『親子』 青空文庫
葉子の手慣れた tact でもそれはなかなか一掃されなかった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
作例 · 標準
彼は手慣れた手つきで、あっという間に複雑な機械を組み立てた。
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ベテランの職人は、手慣れた様子で難しい作業をこなしていく。
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手慣れた運転で、山道もスムーズに進んでいった。
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