共色
ともいろ
名詞
標準
same colour
文例 · 用例
私はその娘の身なりは別に普通の年頃の娘と違っていないが、じかに身につけているものに、茶絹で慥らえて、手首まで覆っている肌襯衣のようなものだの、脛にぴっちりついている裾裏と共色の股引を穿いているのを異様に思った。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
大柄な背の高い髪の毛の大変良い人だけれ共色の黒いのが欠点だと皆知ってるものが云って居る。
— 宮本百合子 『M子』 青空文庫
けれ共色は白く髪は厚かった。
— 宮本百合子 『悲しめる心』 青空文庫
双方共色の黒い点において間然するところなきまでに発達している。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
後には美人ただ一人、絨氈と共色のふかふかとした長椅子の上に身を投げかけ、時計を眺めてはしきりに心を焦立たせるふうである。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
出物とは言い条、なかなか悪くないだろう……それから同じくチョッキ、流行の要求する通り共色だ。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
彼が身につけていたのは、薄茶色の気取った夏の背広と、薄色の軽快なズボンと共色のチョッキと、買いたての細地のシャツと、ばら色の条のはいったごく軽い上麻のネクタイである。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
(主人ともいろいろ相談致しましたが、こちらはどちらでもよろしいんですけれども、貴女が非常にご希望のようですから……)という切り出しだった。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
作例 · 標準
帯と着物を共色で揃えると、上品に見える。
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ボタンを生地の共色にするか、アクセントにするか迷う。
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共色の糸が見つからなくて、補修ができない。
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