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擂り

すり
名詞
1
標準
文例 · 用例
箒や擂りこ木や、鉄瓶や、提灯や、小桶や、薪や、炭俵や、火鉢などもある。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
漸くゼーロンも必死となった如く、更に高ハードルを跳び越える通りな恰好で、弓なりに擂り鉢のふちを駆け続けて、いよいよ降り坂の出口にさしかかった。
牧野信一 ゼーロン 青空文庫
店子はおりおり擂り鉢にみごとな鮒を入れてもらうことなどもある。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
私達は、間もなく気分をとり戻すと、法螺貝や樽や、笛、擂り鐘、銅羅等のジヤン/\と鳴り喚く、大合奏に伴れて踊り回つてゐるカロルの中へ紛れ込んだ。
牧野信一 ゾイラス 青空文庫
私は塩たれたメリンスの帯の結びめに、庖丁や金火箸や、大根|擂り、露杓子のような、非遊離的な諸道具の一切を挟んだ。
林芙美子 清貧の書 青空文庫
○味噌餅は餅を柔く湯煮おき別に赤味噌を擂り酒と砂糖にて味を付け裏漉にして一旦煮立て餅の上へかけ椀の蓋をなし少し蒸らして食す。
春の巻 食道楽 青空文庫
湯煮た肉を湯から出して肉挽器械があればそれで挽くと便利ですし、なければ庖丁でよく叩いて細かくして擂鉢へ入れてよく擂ります。
秋の巻 食道楽 青空文庫
先ずハムの湯煮たのと鶏肉の湯煮たのとを四分六分位の割で細かく割んで擂り潰して裏漉しにします。
秋の巻 食道楽 青空文庫