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汨羅

汨羅
名詞
1
標準
文例 · 用例
汨羅の屈原ならざれば、恨みは何とかこつべき、大川の水清からぬ名を負ひて、永代よりの汽船に乘込みの歸國姿、まさしう見たりと言ふ物ありし。
樋口一葉 われから 青空文庫
」「心を厳しく清く保って主に容れられず、世に容れられず、汨羅に身を投げて歿くなられた彼の。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
楚の屈原の憂憤を叙して、そのまさに汨羅に身を投ぜんとして作るところの懐沙之賦を長々と引用したとき、司馬遷にはその賦がどうしても己自身の作品のごとき気がしてしかたがなかった。
中島敦 李陵 青空文庫
彼の戰國の時、楚の名士屈原が讒せられて放たるゝや、『擧世皆濁れり、我獨り清めり』と歎息し、江の濱にいたりて懷沙の賦を作り、石を抱いて汨羅に投ぜんとした。
新渡戸稻造 教育の目的 青空文庫
かの戦国の時、楚の名士屈原が讒せられて放たるるや、「挙世皆濁れり、我独り清めり」と歎息し、江の浜にいたりて懐沙の賦を作り、石を抱いて汨羅に投ぜんとした。
新渡戸稲造 教育の目的 青空文庫
(同)の如き皆明哲保身の事を述べたもので、從つて讒に遭ひ家國を懷うて遂に身を汨羅に沈めた熱狂的な屈原の如きものは、其の與みする所でなかつた。
狩野直喜 楊雄と法言 青空文庫
春は吉野のあさぼらけこむる霞のくれなゐも遠目は紛ふ花の峯夏はラインの夕まぐれ流は遠く水清く映るも岸の深みどり汨羅の淵のさゞれなみ巫山の雲は消えぬれど猶搖落の秋の聲潮も氷る北洋の巖を照らすくれなゐは光しづまぬ夜半の日か。
土井晩翠 天地有情 青空文庫
赤壁圖に題す首陽の蕨手に握り汨羅の水にいざ釣らむやめよ離騷の一悲曲造化無盡の藏のうち我に飛仙の術はあり。
土井晩翠 天地有情 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避

汨羅 (べきら) 汨羅市 - 中国湖南省岳陽市の県級市。 汨羅江 - 中国江西省、湖南省を流れる河川。

出典: 汨羅 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0