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触らす

さわらす
動詞
1
標準
文例 · 用例
おまけに、自虐か自嘲か、われよりアバタを言い触らすとは、いっそ破れかぶれか……。
織田作之助 猿飛佐助 青空文庫
「月ヶ瀬」へ彼女が現れるのは、大抵夫婦喧嘩をしたときに限るので、あんまり腹が立ちましたよって「月ヶ瀬」で栗ぜんざい一杯とおすましとおはぎ食べてこましたりましてんと、彼女はその安い豪遊をいい触らすのである。
織田作之助 大阪発見 青空文庫
許嫁があると言い触らすことによって、家庭的に恵まれている風に見せたかったのだが、未だ一年生の同級生を相手では、効果はなかった。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
ぼくは無責任な批評をするな、と腹がたちましたが、金沢は続いて無造作に、「しかし誰かに言い触らすようなことはしないよ。
田中英光 オリンポスの果実 青空文庫
それが流れて行くときに一匹の白い蛇が巻き付いていたという評判で、それは善昌の魂だなどと云い触らす者もありましたが、なに、それはみんな嘘の皮で、むかしの人はややもすると斯ういうことを云い触らす
蝶合戦 半七捕物帳 青空文庫
おれは無事に通って反物を貰ったなぞと云い触らすのは、興行師の方の廻し者が多かったようです。
幽霊の観世物 半七捕物帳 青空文庫
「安政四年の正月から三月にかけて可怪なことを云い触らすものが出来たんです。
あま酒売 半七捕物帳 青空文庫
……その門前にあたかもこんな事件が出来したので、猶更いろいろの風説が高くなって、なにかその屋敷にも関係があるように云い触らすものが出て来たので、町奉行所の方も捨てて置かれなくなって、一応その詮議をしようかと云っていると、ここに又一つの事件が出来したんです。
雷獣と蛇 半七捕物帳 青空文庫
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