地の文
じのぶん
名詞
標準
descriptive (narrative) part
文例 · 用例
」など、讀んでなだらかに意味の掴めない地の文が隨所にある。
— ------------------------------------------------------- 『『戰旗』『文藝戰線』七月號創作評』 青空文庫
讀み憎いもう一つの原因は方言であるが、これはかまはないとして、作者はどうしてこのやうに晦澁な地の文を書くのか了解に苦しむ。
— ------------------------------------------------------- 『『戰旗』『文藝戰線』七月號創作評』 青空文庫
方言と地の文との緊密な組み合はせを企ててゐる努力が感じられないことはないが、これは「手前味噌」の表現といふものである。
— ------------------------------------------------------- 『『戰旗』『文藝戰線』七月號創作評』 青空文庫
前に言ひし文章の音律とは、今の小説では、十七八の娘だと地の文に書いてあるから、其會話が十七八だと思つて見るが、此れは眼に見せる文章で、十七八の娘とも何とも斷り書をしなくとも、讀んで十七八の娘だと聞えなければいけない。
— 泉鏡花 『文章の音律』 青空文庫
なお、文楽で科白が地の文に融け合う美しさに陶然としていたので会話をなるべく地の文の中に入れて、全体のスタイルを語り物の形式に近づけた。
— 織田作之助 『わが文学修業』 青空文庫
彼地の文学のお話ででもございましたんですか。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
これは、内地の文学者たちだけに言える言葉であって、戦地の兵隊さんには、何も言えない。
— ――ひそひそ聞える。なんだか聞える。 『鴎』 青空文庫
宇野浩二氏の作品でたしか「長い恋仲」という比較的長い初期の短篇は、大阪の男が自分の恋物語を大阪弁で語っている形式によっており、地の文も会話もすべて大阪弁である。
— 織田作之助 『大阪の可能性』 青空文庫
作例 · 標準
小説の地の文は、登場人物の感情や情景を描写する上で重要な役割を果たす。
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物語の地の文を読むと、作者の独特な世界観が伝わってくる。
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「この地の文、もう少し具体的に情景が浮かぶように書き直してみよう。」
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