ト短調
トたんちょう
名詞
標準
G minor
文例 · 用例
ここまで書いた時に宅のラジオが鳴り出して、バッハのト短調、チェンバロ・コンチェルトというのを聞かせてくれた。
— 寺田寅彦 『ラジオ雑感』 青空文庫
「それは、先主が歿られてから間もなくのことで、去年の五月の初めでしたが、その夜は、ハイドンのト短調|四重奏曲の練習を、礼拝堂でやることになりました。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
バッハのト短調の遁走曲らしかった。
— 堀辰雄 『美しい村』 青空文庫
ヴァイオリン・ソナタ 六曲の無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(並びにパルティータ)は、チェロの組曲と共に、バッハの器楽曲の双璧であるが、そのうちの優れたレコードは、「第一ソナタ=ト短調」のメニューイン(ビクターJD一二四七―八)を挙ぐべきであろうか。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
後期の室内楽、ト短調の交響曲などはその例である。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
傑作は最後の三つの交響曲(三十九番変ホ長調、四十番ト短調、四十一番「ジュピター」)、歌劇「魔笛」「フィガロの結婚」並びに夥しい室内楽で、わけても最後の三つの交響曲は、僅々六週間で作曲したという、超人的な逸話をさえ残している。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
シンフォニー モーツァルトのシンフォニーのレコードは、まず最後の三大傑作「ジュピター」と「ト短調」と「変ホ長調」の三つを用意しなければなるまい。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
「交響曲第四十番ト短調K五五〇」は一脈の哀愁を湛えて、しばしば「ジュピター」より好ましいとする人のある曲であるが、レコードではビクターのトスカニーニがN・B・C交響管弦団を指揮したのが白眉であろう(JD一七二〇―二)。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
ウィキペディア
ト短調(トたんちょう)は、西洋音楽における調のひとつで、ト (G) 音を主音とする短調である。調号はフラット2箇所 である。
出典: ト短調 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0