斎く
いつく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to worship
文例 · 用例
この婿君を斎くことに大臣は生きがいを感じていた。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
予もまたかかる畸形の岩を万一いわゆる基本財産次第で大社と斎く事もあらば尊崇の精神を失い神霊を侮辱する訳になると惟う。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
前者はこの神を本尊と斎く祠に限り、後者は羅摩またはその本身|韋紐を本尊として脇立とす(第六図は余が写実し置いた脇立像なり)。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
詩を斎く黄金の厨子があつて、その戸の透間から目に見えぬ詩魂が朝に晩に抜け出して来ては私に耳語する。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
我ならぬ己れをあまた持つことも魔の一人なる心地こそすれわが梅の盛りめでたし草紙なる二条の院の紅梅のごと これは昭和八年二月寛先生六十の賀――梅の賀が東京会館で極めて盛大に行はれた時の歌で、草紙はいふ迄もなく源氏物語、二条の院は紫の上を斎く若い源氏の本拠。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
殊に、民俗学の世界的権威にして、我々が「あがほとけ」とも斎くべきふれぃざぁ教授も、その態度からは、かう言ふ発表方法を認めない事が、明らかである。
— 折口信夫 『古代研究 追ひ書き』 青空文庫
生前さへも其通りだから、死後に巫女を神と斎くは勿論である。
— 折口信夫 『琉球の宗教』 青空文庫
臨時に出来る神の形代が、段々意義を失うて、人の形代が多くなつて来る時代には、常住専ら偶人を斎く団体の信仰が異端視せられるに不思議はない。
— 折口信夫 『国文学の発生(第二稿)』 青空文庫
作例 · 標準
古代の巫女は、神の言葉を授かるために身を清め、神を斎いた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
村人たちは山の神を深く敬い、祠を建てて斎き祀った。
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その一族は代々、祖先の霊を斎く役目を担ってきた。
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