福徳円満
ふくとくえんまん
名詞
標準
being perfectly happy and prosperous
文例 · 用例
「何某当年何十何才、自分を顧みるに従来の自分は自分の予期した所に背くこと大にしてそして今日に及ぶ、過ぎたことは仕方がないが、今後は奮って自分を新にして自分を善美のものにし、そして自分の目的希望を成し遂げ、福徳円満、自分の理想境に到達するようにしたい。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
「おけらの唄」の栄えるのは、福徳円満を祈る吉相である。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
晩年には、頭も滑ツこく禿げ、口前も如才なくなり、目にも愛嬌が出来、福徳円満の好々爺とも見られたが、明治卅何年ごろまでは、其筆に現れてゐた通りの皮肉味が彼れの眉間に漂つてゐた。
— 坪内逍遙 『斎藤緑雨と内田不知菴』 青空文庫
悪人が持てば祟りがあるが、だが善人が持つ時は、福徳円満を得るそうだ。
— 国枝史郎 『大捕物仙人壺』 青空文庫
仏の顔も三度といふが、あの福徳円満な家主さんも、三つも溜めたら少しは人間的な顔を見せるかもしれない。
— 高田保 『貸家を探す話』 青空文庫
何でも妾達のように、山にも登らないで、御宗旨をひろめていれば、福徳円満と云ったようなことをしゃべっていたが、婆さんの顔は角を抜かれた般若みたいで、そんな立派な御面相では決してない。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
彼らの睨みは全的であるけれども、福徳円満である。
— 田園ハレム 『安吾巷談』 青空文庫
五十二三の名前の通り福徳円満な顔です。
— 赤い痣 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
ご夫妻の福徳円満な家庭は、皆の憧れの的だ。
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彼は福徳円満な人生を送り、多くの人々に慕われた。
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「福徳円満を願って、この神社にお参りしました」と彼女は笑顔で話した。
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