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細瑾

さいきん
名詞
1
標準
文例 · 用例
彼が持ち逃げせる金の内には大功は細瑾を顧みずちょう豪語を楯となせる神奈川県の志士が、郡役所の徴税を掠めんとして失敗し、更に財産家に押し入りて大義のためにその良心を欺きつつ、強いて工面せる金も混じりしぞや。
福田英子 妾の半生涯 青空文庫
驕るもの久しからぬ、四年の任期疾く過ぎて、次回再選の運動費は、出処進退|谷まりし、脊に腹は代えられずと、一時の融通齷齪たる、破れかぶれの大功には、はや細瑾の省み難く。
清水紫琴 誰が罪 青空文庫
「切取、強盗は武士の習い」とか、「分捕功名、鎗先の功名」とか、体裁のよい遁辞の前に、いわゆる大功は細瑾を顧みずで、多くの罪悪が社会に是認され、為にその犠牲となったものが、到る処に発生した。
喜田貞吉 賤民概説 青空文庫