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海の藻屑

うみのもくず
表現名詞
1
標準
watery grave
文例 · 用例
妾も、日出雄も、此儘海の藻屑と消えても、决して未練に助からうとは思ひませぬ。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
見渡す限り雲煙渺茫たる大空に漂蕩して、西も、東も定めなき今、何時大陸に達して、何時橄欖島に赴き得べしといふ目的もなければ、其内に豫定の廿五|日も去つたならば、櫻木大佐も終には覺悟を定めて、稀世の海底戰鬪艇と共に、海の藻屑と消えてしまう事であらう。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
いつ海の藻屑と消えるか、いつ片手をもぎ取られるか、いつ、遠洋航路につくかわからない、無細工な「海坊主」どもを、どこの「娘」が相手になるか。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
若し敗れたら、海の藻屑とならなければならない。
有島武郎 惜みなく愛は奪う 青空文庫
ああ、川上機関大尉は壮途半ばにして遂に南海の藻屑と消え去ってしまったのであろうか。
海野十三 浮かぶ飛行島 青空文庫
そこで、敵は海の藻屑となったのに、おれ達は生残った。
モーリス・ルヴェル Maurice Level ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海 青空文庫
何処の者とも分らない航海者や、船乗人が、暴風で船を壊されて、海の藻屑となって、この浜辺に打ち上げられたものを、この海岸の漁猟人が此処に葬ったのである。
小川未明 越後の冬 青空文庫
わしら二人の命はともかくとして、大恩あるこの船の衆を、海の藻屑にしていいものだろうか。
久生十蘭 重吉漂流紀聞 青空文庫
作例 · 標準
例句