感づく
かんづく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to sense
文例 · 用例
松島は小菊の帰りが遅くなると、後口があるようなふうにして電話をかけ、そっと探りを入れてみたりすることもあり、少し怪しいと感づくと、帳場に居たたまらず、出先の家のまわりをうそうそ歩くことも珍しくなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
こんな他愛もない術を正気の者なら直き感づくであろうに、と其処の杉の生垣の葉を片手の親指と人差指とでお民は暫くしゃりしゃり揉んで居た。
— ――二つの連作―― 『春』 青空文庫
速総別王はそれと感づくと、びっくりして、女鳥王といっしょにすばやく大和へ逃げ出しておしまいになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
岡は始めて来た家に長居するのは失礼だと来た時から思っていて、機会あるごとに座を立とうとするらしかったが、葉子はそういう岡の遠慮に感づけば感づくほど巧みにもすべての機会を岡に与えなかった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
「莫迦にしているわ、奥さんなんて」「いくら冷血の博士だって、こう毎晩続けて奥さんが遅くっちゃ、きっと感づくよ」「もう感づいているわよオ、感づいちゃ悪い?
— 海野十三 『俘囚』 青空文庫
たとえ旅人が通っても、感づくことは出来なかったろう。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
何のことをも感づくことができずに、全く満足し切っているように鈍い、その癖どこかおどおどしている女の様子に、妄に気がいらいらして、顔の筋肉一つすら素直に働かないのであった。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
そのうちにうすうす感づくのは仕方がないが、何も知らせないほうがいいだろう。
— ――十四の場面―― 『安重根』 青空文庫
作例 · 標準
誰も何も言う前に、何かがおかしいと感づいた。
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その犬は、近づいてくる嵐を感づいているようだった。
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彼は彼女の何気ない発言に隠された意味を感づいた。
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「部屋に入ってきたとき、雰囲気に変化を感じた?」 「うん、私も感じたよ!」
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