駅館
えきかん
名詞
標準
文例 · 用例
長というのは駅の長で、駅館を主どるものが即ち長である。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
其の土地の長者が駅館を主どり、駅館は官人や身分あるものを宿泊休憩せしめて旅の便宜を半公的に与える制度から出来たものである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
主人に説を聞くと、このすっぽんは豊前国|駅館川の産で、煮るとき塩と醤油の他、何の調味料も加えなかったのであるという。
— 佐藤垢石 『すっぽん』 青空文庫
――この二匹のすっぽんは、きのう料理した大すっぽんと共に僕の居村豊前国柳ヶ浦を流れる駅館川の上流安心院村の漁師が捕ったのを買ったのである。
— 佐藤垢石 『すっぽん』 青空文庫
けれど、僕の村の駅館川に産するのが一番上等とされている。
— 佐藤垢石 『すっぽん』 青空文庫
これは駅館川ばかりでなく元田肇翁の生まれた国東半島の方にも産するが数はあまり多くない。
— 佐藤垢石 『すっぽん』 青空文庫
玄徳はまた、その翌る日、勅使の泊っている駅館へ答礼に出向いて、「呂布についてのご内命は、事にわかには参りかねます。
— 草莽の巻 『三国志』 青空文庫
呂布は、韓胤を駅館に迎えて、篤くもてなし、承知の旨を答えるとともに、使者の一行にたくさんな金銀を与え、また帰る折りには、袁術へ対して、豪華な贈物を馬や車に山と積んで持たせてやった。
— 草莽の巻 『三国志』 青空文庫