常理
じょうり
名詞
標準
文例 · 用例
常理に依るに、是と非とは|矛盾の意義にして、その二つのものゝ間に第三以上の意義を容れざるものなり。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
ただその弊はいつも常理に闕げる事が多い処にあるように見える。
— 正岡子規 『病牀苦語』 青空文庫
此際前者の咎むべきは論なきも、後者は寧ろ其成績優良なれば、之を賞すること、常理なるべし。
— 小柳司気太 『韓非子解題』 青空文庫
然るに後者もし職務を怠りて、國家に危難を及ぼさんとする場合に、前者は之を傍觀するに忍びず、代りて其事務を補助する事あれば、後者の罰すべきは論なきも、前者は寧ろ臨機の處置を執りたる者となして、之を賞すること、常理なるべし。
— 小柳司気太 『韓非子解題』 青空文庫
又茲に法律の正文あり、曰く「人を殺す者は死刑に處す」と、然るに同一の殺人刑と雖も、其原因動機に至りては種々あることなれば、司法官たるもの、宜しく之を調査審斷して、自ら輕重寛嚴の差等を設くること、常理なるべし。
— 小柳司気太 『韓非子解題』 青空文庫
所謂理外の理と云ふ者は常理を以て論ず可からざる者たるに外ならず。
— 西周 『尚白箚記』 青空文庫
それは人間社会の常理である。
— 誰が日本民族の主人であるか 『天皇』 青空文庫
二人のことばを飽和すると、そこにちょうどよい情熱と常理との推進力が醸されてくる。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫