捲り
まくり
名詞頻度ランク #5936 · 青空 13 例
標準
unframed painting
文例 · 用例
母親は、腕捲りして、薔薇いろの掌を差出して手品師のように、手の裏表を返して子供に見せた。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
それに老先生だって、一度あたしが保証の印を捺して、いまでもどんなに迷惑しているか、まさか忘れもしなさらないと見え、その後何にもいい出しなさりはしませんがね」 貝原は宮大工上りの太い手首の汗をカフスに滲ませまいとして、ぐっと腕捲りして、煽風器に当てながら、ぽつりぽつり、まだ、通しものの豆を噛んでいる。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
これも何か思い当る処あるらしく、客なる少女の顔をじっと見て、又た密と傍の寝床を見ると、少年は両腕を捲り出したまま能く眠っている、其手を静に臥被の内に入れてやった。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
高※とズボンを捲り上げて、古草鞋を着けさせられた晩成|子は、何処へ行くのだか分らない真黒暗の雨の中を、若僧に随って出た。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
捲り手の肱を曲げて手首から、垂々と血が流れる拳を握って、眦の切上った鋭い目にはッたと敵を睨んだが、打仰ぐ空次第に高く、鷲は早や光のない星のようになって消えた。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
それでも瀬を造って、低い処へ落ちる中に、流れて来たものがある、勇美子が目敏く見て、腕捲りをして採上げたのは、不思議の花であった。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
この、笠ぐるみ振分けを捲り手の一方へ、褌も見える高端折、脚絆ばかりの切草鞋で、片腕を揮ったり、挙げたり、鼻の下を擦ったり、べかこと赤い目を剥いたり、勝手に軒をひやかして、ふらふらと街道を伸して行くのが、如何にも舞台馴れた演種に見えて、巽はうかうか独笑してその後に続いたのである。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
それ裾が引ずって、だらしがないじゃありませんか」 はっきり判らぬが、多分そんなことを言って罵ったらしく、雛妓は声はなくして、裾を高々と捲り上げ、腰から下は醜い姿となり、なおも、女中の箱屋に背中をせつかれせつかれして行く姿がやがて丈高い蓮の葉の葉群れの蔭で見えなくなった。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
作例 · 標準
骨董市で、作者不明の古い捲りを見つけた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
部屋の壁に、お気に入りの捲りを飾っている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
価値のある捲りを手に入れるため、彼は鑑定士に協力を求めた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
suddenly coming up from behind and overtaking on the outside (keirin)
作例 · 標準
最終周回で、選手は鮮やかな捲りで一気に先頭に躍り出た。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は捲りのタイミングを狙っていたが、今回は成功しなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
競輪の醍醐味は、予想外の捲りで順位が入れ替わる瞬間にある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash