幻辞.com

掲陽

掲陽
名詞
1
標準
文例 · 用例
第三十五囘に掲陽嶺の酒店裏で、宋江一行が、如今江湖上|歹人。
桑原隲藏 支那人間に於ける食人肉の風習 青空文庫
果たせるかな、この李万と張千のふたりは、すっかり縒が戻って、本来の気のいい人間に返っていたため、旅の二十日余りは、とまれ無事で和やかだったが、いよいよ目的地の江州もほど近い掲陽嶺にいたって、ついに大変な奇禍に会ってしまった。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
死は醒めてこの世の街に、大道芸人を見て、銭をめぐむ事 この掲陽嶺を越えれば、まもなく道はかの白楽天の“琵琶行”でも有名な潯陽江の街を見る。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
」「ゆうべ済州から来た奴のはなしでね、宋公明っていう人が、この江州へ流されて来るってんで、日どり、道すじをただしてみると、どうしてもここ二、三日中には、この掲陽嶺を通るはずだ。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
そして李立の謝罪と歓待に一夜をまかせ、翌日はすぐ掲陽鎮のふもとへと降りて行った。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
「やいっ、どこの馬の骨かしらねえが、この掲陽鎮へ来て、よくも無断で洒落くせえヘボ武芸を囮に、大道かせぎをしやがったな。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
掲陽鎮の人中でさ」「あまり顔をきかせるからじゃよ。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
まごうなく、その日の昼、掲陽鎮の辻で、香具師の浪人を脅し、またさんざん自分のあとを追ッていたあの壮漢だ。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫