応容
おうすがた
名詞
標準
文例 · 用例
肥った男は一応容体を聞いて、口中を検査して、宗助の痛いと云う歯をちょっと揺って見たが、「どうもこう弛みますと、とても元のように緊る訳には参りますまいと思いますが。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
千代は一応容疑者として地方の警察へひかれたが、この警察には他に複雑な事情があるものと見て、結城新十郎に応援をもとめた。
— その七 石の下 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
一応容姿が平均しているのか、そうでもないのか、そういうことが念頭にかからないぐらい草木的なものだ。
— 宝塚女子占領軍――阪神の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
肥つた男は一應容體を聞いて、口中を檢査して、宗助の痛いと云ふ齒を一寸搖つて見たが、「何うも斯う弛みますと、到底元の樣に緊る譯には參りますまいと思ひますが。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫