下金
したがね
名詞
標準
basic metal (in an art object)
文例 · 用例
七歳以下金十枚といふ話也。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
城下金沢より約三里、第一の建場にて、両側の茶店軒を並べ、件のあんころ餅を鬻ぐ……伊勢に名高き、赤福餅、草津のおなじ姥ヶ餅、相似たる類のものなり。
— 泉鏡花 『一景話題』 青空文庫
そうして、十五両や二十両の端下金で大事の娘をおめえ達に渡されるものか、娘がほしければ別に百両の養育料を持って来いとそらうそぶいた。
— 二人女房 『半七捕物帳』 青空文庫
下金屋というのは道具屋ではない。
— 蠑螺堂百観音の成り行き 『幕末維新懐古談』 青空文庫
後の方のがいわば高等下金屋である。
— 蠑螺堂百観音の成り行き 『幕末維新懐古談』 青空文庫
下金屋は本所|枕橋の際、八百松から右へ曲がった川添いの所にあった。
— 蠑螺堂百観音の成り行き 『幕末維新懐古談』 青空文庫
これは、五ツ目からこの姿のままで茶舟に搭せられ、大河を遡って枕橋へ着き、下金屋の庭が荷揚げ場になっているから、直ぐ其所へ引き揚げたものである。
— 蠑螺堂百観音の成り行き 『幕末維新懐古談』 青空文庫
というような心配を繰り返しましたが、叱られたらそれまでのことだ、ともう度胸も据ってしまって、私は間もなく下金屋の店へ行き着きました。
— 蠑螺堂百観音の成り行き 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
この彫刻は、まず下金で形を作り、その上に装飾を施している。
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古美術品では、下金の上に金箔が貼られていることが多い。
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伝統工芸品を作る際、下金で芯を作り、その周りに繊細な細工を施す。
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