千曳
ちびき異読 ちひき
名詞
標準
something so heavy it must be pulled by a thousand men
文例 · 用例
婦人は身震ひして飛退かうとするのであつたが、輕く撓柔に背にかかつた手が、千曳の岩の如く、千筋の絲に似て、袖も襟も動かばこそ。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
千曳石の話一 陸奥の国上北郡、坪村の千曳の石、別名壺の石碑の口碑は古歌などによってもかなり有名な話である。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
けれどもその千曳という名の起りが、それにしてはいかにもふさわしくなくかつ不審である。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
東遊雑記には千曳社の神主教岩坊の談なりとて、下条の話を記している。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
さてその石を坪村よりこれまで引き取るに数千人にて曳きしをもって千曳大明神と申す。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
歌に、みちのくの千曳の石とわが恋は荷ふはすをりに中やたへせん云々と(加藤咄堂氏『日本風俗志』上巻、奥羽地方)。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
こればかりではわれわれはどうしてもその石を千曳きせねばならなかった由来を見つけえぬ。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
その頂上に石の権現頭が両村を等眼に横眼して鎮座していたのを、向こうの衆はこれはおらが領分のものだといって、由緒をぺらぺらしゃべりつつ村総出でいわゆる千曳きにかけてとうとう自分の村の区域のその山の腰に引き下げてしまった。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
作例 · 標準
昔の巨石文明では、千曳の石を動かして建造物を作ったという。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この巨大な丸太は、まさに千曳の重さだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
まるで千曳の岩が立ちはだかるかのように、問題が山積している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash