その旨
そのむね
表現名詞
標準
(words to) that effect
文例 · 用例
そうでなくても一つのものをよく玩味してその旨さが分かれば他のものへの食慾はおのずから誘発されるのである。
— 寺田寅彦 『マーカス・ショーとレビュー式教育』 青空文庫
一事が万事、なるほど昇給に取り残されるのも無理はないと悲しくわかり、その旨あの人にきつく言うと、あの人は、そんなことまでいちいち気をつけて偉くならんといかんのか、といつにない怖い顔をして私をにらみつけた。
— 織田作之助 『天衣無縫』 青空文庫
「まアまア、今夜は酔うてやどすさかいその話はまたあとで……」 桔梗家のおかみは、君勇の手前(というのは、小郷から君勇を世話してくれと頼まれて、その旨君勇の耳に通じて置いた手前)もあり、一応柔く断って置くことにした。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
夜雨戸を閉めるのはいずれ女中の役目だろう故、まえもってその旨女中にいいつけて置けば済むというものの、しかしもう晩秋だというのに、雨戸をあけて寝るなぞ想えば変な工合である。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
けれど、気の弱い私は宿の者にその旨申し出ることもできず、辛抱して、なるべく温味の多そうな隅の方にちぢこまって、ぶるぶる顫えていると、若い男がはいって来た。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
よござんすか、屹度ですよ――」と、僕には彼の言葉の意味はよく解らなかったけれども、とにかく、その牌は僕の要求するものより遙かに値打があるものらしかったので、即座にその旨を承知しました。
— 渡辺温 『象牙の牌』 青空文庫
が、上田の城内におとなしくいた筈の三好が何のためにのこのこ上田を発って来たのかと、その旨問うと、三好は言下に、「貴様を縛り首にする為だ」「えっ?
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
するうちに、酒屋への支払いなども滞り勝ちになり、結局やめるに若かずと思って、その旨柳吉に言うと、柳吉は即座に同意した。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
作例 · 標準
変更があれば、事前にその旨を連絡してください。
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彼の意見を尊重する旨、会議で表明した。
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資料が不足しているため、その旨を先方に伝えた。
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