舎教
しゃきょう
名詞
標準
文例 · 用例
どんな人でも、僕の家に間借りして、同じ屋根の下に住んでみたら、田舎教師という者のケチ臭いみじめな日常生活には、あいそが尽きるに違いないんだ。
— ―――一幕三場 『春の枯葉』 青空文庫
これは「田舎教師」についてもまた見られる。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
自分は田舎教師としてこの所に一年間滞在していた。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
田舎教師としての私は小諸義塾で町の商人や旧士族やそれから百姓の子弟を教えるのが勤めであったけれども、一方から言えば私は学校の小使からも生徒の父兄からも学んだ。
— 島崎藤村 『千曲川のスケッチ』 青空文庫
田舎教師 朝顔の花を好んで毎年培養する理学士が、ある日学校の帰途に、新しい弟子の話を私にして聞かせた。
— 島崎藤村 『千曲川のスケッチ』 青空文庫
御辞儀をしてこの二階を引取った時、つくづく私は田舎教師の勤めもツライものだと思った。
— 島崎藤村 『千曲川のスケッチ』 青空文庫
不自由な田舎教師の身には好い書物を手に入れることも容易ではなかったが、長く心掛けるうちには願いも叶い、それらの書物からも毎日のように新しいことを学んだ。
— 島崎藤村 『千曲川のスケッチ』 青空文庫
彼女は今までの飾を脱ぎ去って、田舎教師の妻らしく装うことにした。
— 島崎藤村 『家(上巻)』 青空文庫