風の便り
かぜのたより
表現名詞
標準
hearsay
文例 · 用例
風の便りに聞けば、山の眷属の西国の諸山にも急にこどもの出生の数を増したという。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
卷頭、約百枚の「風の便り」は、文學界、新潮、文藝の三册子に、三分して發表したのを、このたび一つにまとめたものである。
— 太宰治 『『風の便り』あとがき』 青空文庫
それでもなお私は変らぬ愛情をあの人の上に捧げていたのですが、その中に風の便りに、あの人がどうやらアメリカで結婚したらしいと云う噂を聞きました。
— 渡辺温 『或る母の話』 青空文庫
題を「風の便り」とした。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
いままで三度も、そのやうな胸のときめく風の便りを受けとつた。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
彼にとつては、ただこの友人が、それはいい、おれもそんな風の便りが欲しいよ、と言つて呉れたら滿足だつたのである。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
批評を忘れやうとして、ことさらに、「風の便り」などといふロマンチツクな題材をえらんだ筈である。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
まごまごして、彼もその批評の遊戲に誘ひこまれたなら、「風の便り」も、このあと書きつづけることができなくなる。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
作例 · 標準
彼が急に会社を辞めて海外へ渡ったという話を、風の便りに聞いたよ。
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風の便りで、あの二人がとうとう結婚することになったと知った時は本当に驚きました。
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恩師が体調を崩されていると風の便りに耳にして、急いで手紙をしたためた。
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