泥酔状態
でいすいじょうたい
名詞
標準
state of drunkenness
文例 · 用例
酔つたからというて無闇と手脚を伸すこともかなはず、呑みたいからというて矢鱈に水をあふることも許されず名状し難い陰気な泥酔状態を噛み殺して烏天狗のやうな顔つきを保つてゐることの苦渋を今や知る身となつてゐた。
— 牧野信一 『天狗洞食客記』 青空文庫
彼は、もう足腰も立たぬ位ゐの泥酔状態で切りと、「行雄は未だ戦死しないぞ。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
流れ込む汗を喰べながら、一種の泥酔状態に落ちて、其処へらの岩陰にへたへたと崩れたならもうそれなりにどうなつても構はない、自分の身体を人の物程も責任を持つ気がなくて、やりきれない自暴自棄で明るい空を仰ぐと、自分といふ一個の存在がみぢめで懐しくて堪らないのだ。
— 坂口安吾 『黒谷村』 青空文庫
山路へかかつてものの一里と行かぬ頃から、凡太は已にそんな泥酔状態に落ちてゐたが、不健康な色をした龍然は、しかし馴れてゐると見えて、初めからたどたどしい足取りのまま乱れを見せないのであつた。
— 坂口安吾 『黒谷村』 青空文庫
」と、おどすように言いかけると、「いや、戸惑いはいたさぬ、御簾の間を所望で来た身じゃ、酩酊はしたが待ち人が遅い――ああ酔った、酔った、こんな酔ったことは珍しい、生れて以来だ、まさに前後も知らぬ泥酔状態だわい」 爛酔の客が、またもかく言って唸り出した。
— 山科の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
いや、恢復するというよりは、むしろ急に泥酔状態から目ざめた、といった方がいいでしょう。
— KREITSEROVA SONATA 『クロイツェル・ソナタ』 青空文庫
作例 · 標準
検査の結果、彼は完全な泥酔状態であることが判明した。
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泥酔状態では、まともな会話も成り立たない。
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彼は泥酔状態に陥り、記憶をほとんど失っていた。
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