勝手知ったる
かってしったる
表現形容詞-語幹
標準
well aware of
文例 · 用例
中川は、元荒木村重の被官で、以前此の山崎附近の糠塚で、和田伊賀守と云う剛将を単身で打ち取った剛の者で、勝手知ったる戦場ではあるし、目ざましい奮戦をつづけて、早くも勝機を作ったのである。
— 菊池寛 『山崎合戦』 青空文庫
」 友人の機嫌は勝手知ったるベイカー街の環境から離れて向こうよくなることはなく、切抜帳も実験器具もいつもの散らかり具合もないとあっては、とっつきにくい相手とならざるをえない。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
勝手知ったる廊下を抜けて、ズンズンゆくと、中庭へ出る扉があった。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
それなればというので僕は勝手知ったる議場の方へ行ってみることにした。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
勝手知ったるポングを使って、ウォズニアックはコンピューターコンバーサー社のための端末の試作機を、すぐに作り上げた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
それは勝手知ったる主治医の家であったから。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
――そのままでいいわ」 勝手知ったる次の間の鏡台の櫛取り出して、千鶴子は手柔らかにすき始めぬ。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
どうせ盗むなら、勝手知ったるこの小屋が心易くていいのだが、監視厳重だから、どうにもならない。
— 坂口安吾 『退歩主義者』 青空文庫
作例 · 標準
親友の家はもう勝手知ったる場所なので、自分の家のように冷蔵庫を開けて麦茶を飲んでしまう。
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十年も通い詰めた勝手知ったる厨房で、彼は一切の迷いなく次々と注文をさばいていった。
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「勝手知ったる他人の家」とは言うけれど、さすがに夜中に上がり込むのは非常識だろう。
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実家を離れて久しいが、勝手知ったる地元の裏道を通れば、渋滞を避けてすぐに駅まで着ける。
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