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殺減

さつげん
名詞
1
標準
文例 · 用例
もって合祀がいかに愛郷心を殺減するかを見るべし。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
いや、職業や専門や知識が、却って馬鹿を増長させ教養を妨碍殺減する有力な動力になることさえあるのである。
戸坂潤 思想と風俗 青空文庫
労働大衆の失業(その貧窮化とは結局失業のことに過ぎない)は併し、それ自身で労働力の絶対的な(相対的ではない)殺減であり、即ちそれだけ生産力要素の殺減であるばかりではなく、やがて生産関係それ自身の変革を(暴動・動乱・又戦争等々を通じて)招くということは、過去にも現在にもあて嵌まる定石である。
戸坂潤 技術の哲学 青空文庫
だがこの粉黛こそは却って、日本なる彼女の愛嬌を著しく殺減する随一のものだ、ということを思わねばならぬ。
戸坂潤 世界の一環としての日本 青空文庫
だがこれは新聞の論陣の強化(それも後に見る通り怪しいのだが)ではあっても、社会に於ける言論の殺減であることは云うまでもない。
戸坂潤 世界の一環としての日本 青空文庫
ところがこの現象は一般社会に於ける言論の殺減であるばかりではなく、正に評論家の言論の一般的封鎖を意味して来るのである。
戸坂潤 世界の一環としての日本 青空文庫
評論家は編集者に戸籍変えしたが、その編集者に相当する社内の勢力は、単なるジャーナリズム株主の使用人としての普通記者の段階にまで著しく殺減されたのである。
戸坂潤 世界の一環としての日本 青空文庫