侮日
ぶにち
名詞
標準
contempt for Japan
文例 · 用例
ちよつとでも所謂「侮日的」態度が見えたら、私の一夜の眠りは安らかなるを得まいと案じられた。
— 岸田國士 『北支物情』 青空文庫
成都事件・北海事件・を初めとして支那の所謂侮日事件は数え切れない程重なっているのであり、しかもその報道は細大もらさず吾々の耳に這入っている。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
しかし当時すでに学良周囲の若い要人達は、欧米に心酔して、自由主義的立場にあって、学良もまたこれらの者をブレインとして重く用いていたので、学良の恐日は、漸々と排日に変移し、ついには侮日とまで進んでいった。
— 河本大作 『私が張作霖を殺した』 青空文庫
排日が今では抗日になり、侮日にまでなったのを黙視できるか!
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
なぜなら、日本に対する態度など、排日どころか、まさに侮日です」「侮日に対しては武力を用いねばならぬ?
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
中国人の抗日侮日が今度の戦争を生んだと言う。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
一と足下りかけた瞬間から、既に、自分はきっと滑って転ぶにちがいないと思った。
— 梶井基次郎 『路上』 青空文庫
カイがゲルダに会ったなら、しかもゲルダが、自分のために、どんなに遠い道を歩いてきたかを聞いたなら、そしてまた、自分が帰らないために、家の人たちが、どんなに悲しんでいるかを知ったなら、カイは、きっと、よろこぶにちがいありません。
— ――七つのお話からできている物語―― 『雪の女王』 青空文庫