肺を病む
はいをやむ
表現動詞-五段-マ行
標準
to suffer from tuberculosis
文例 · 用例
其の雪より白く、透通る胸に、すや/\と息を引いた、肺を病むだ美女の臨終の状が、歴々と、あはれ、苦しいむなさきの、襟の乱れたのさへ偲ばるゝではないか。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
(六月三十日)五十○肺を病むものは肺の圧迫せられる事を恐れるので、広い海を見渡すと洵に晴れ晴れといい心持がするが、千仞の断崖に囲まれたやうな山中の陰気な処にはとても長くは住んで居られない。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
勿論、此の主人公は肺を病む文学者である。
— 岸田國士 『戯曲集『鴉』の印象』 青空文庫
或る垣根には、肺を病む老人が血を吐いただろう。
— 豊島与志雄 『都会の幽気』 青空文庫
明治二十三年庚寅九月二十六日、毅堂の未亡人川田氏美代が感冒の後肺を病むこと半年ばかりにして下谷竹町の家に没した。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
作例 · 標準
明治時代の文学作品には、不治の病として肺を病んで療養所に入る主人公がよく登場する。
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祖父は若い頃に肺を病んだが、懸命な治療と静養の結果、見事に克服して長寿を全うした。
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空気が乾燥する冬場は、肺を病まないよう加湿器を使い、こまめにうがいをして喉を労る。
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