自在に
じざいに
副詞
標準
freely
文例 · 用例
それを彼女は自在に駆使した。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
つまり「えんこう」の手は自由自在に伸長されるもので、こんなにまで長くなり得るものだという事が、この「事実」で証明されるというのであった。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
白芥子の花のような日光がちらり落ちる、飛白を水のおもてに織る、岩魚が寂莫を破って飛ぶ、それも瞬時で、青貝摺の水平面にかえる、水面から底まではおそらく、二、三尺位の深さであろうが、穂高岳を畳んで、延ばしたり、縮めたり、自在にする、水の底に白く透いて見えるのは、石英が沈んでいるのだ。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
世の中に何が贅澤だと云つて、此のやうな美しく貴重な自然を勝手自在に我物同樣に使用し時には濫費してもいゝと云ふ、此れ程の贅澤は少ないと思ふ。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
もし吾々人間にこの半分の能力があれば、銀座の四つ角で自動車電車の行き違う間を、巡査やシグナルの助けを借りずとも自由自在に通過することが出来るにちがいない。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
特にあのアラビア人のような名前のついた一団の自由自在に跳躍する翻筋斗の一景などは見るだけで老人を若返らせるようなものである。
— 寺田寅彦 『マーカス・ショーとレビュー式教育』 青空文庫
実におそらく最も不自由な場合であるが、面白いことには、学者によってはこの狭い天地の中でさも愉快そうに自由自在に活動して立派な成果を収めて人を驚かすことがあるようである。
— 寺田寅彦 『学問の自由』 青空文庫
いまでは横田はヤンキーの女達が過去スペインの愛犬に恋慕したように、無謀な愛情ときわどい婦人社会の教養をうけて裸体で近東風な機械体操や、スパルタ風の腕力を発揮したり、恐らくあの毛むくじゃらの胸を、つき出して、サロンを物好きな流行女の号令によって、自由自在に這い廻っていることだろう。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
作例 · 標準
熟練の職人は、硬い木材をまるで粘土のように自在に削っていく。
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最新の義手は、脳波を検知して指先まで自在に動かせるよう設計されている。
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彼女は三ヶ国語を自在に操り、国際会議で通訳を務めている。
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