着倒れ
きだおれ
名詞
標準
using up one's fortune on fine clothes
文例 · 用例
阿波の着倒れ、土佐の食い倒れ、というそうな。
— 種田山頭火 『四国遍路日記』 青空文庫
」「娘は――娘は見た事がないから何とも云えないが――まず着倒れか、食い倒れ、もしくは呑んだくれの類だろう。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
「京の着倒れ、大阪の食い倒れ」 というが京大阪の咄家は、昔から着物に金を掛ける。
— 三代目 三遊亭金馬 『噺家の着物』 青空文庫
『京の着倒れ大阪の食い倒れ』というほどだから、此処へ来たら食う方は諦めるんだね。
— 佐々木邦 『ぐうたら道中記』 青空文庫
僕らは、百人分の米を作って、自分は飢え、千人分の布を織って自分は凍えたり、大建築を建てて自分は行きだおれしたりするような労働者の地位を全く改めうるまでは、不断の闘争が必要なんだ。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
さむさはさむし、おなかはすく、商人は、もうこのままここで、行きだおれになるかとおもいました。
— ヴィルヌーヴ夫人 Madame de Villeneuve 『ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)』 青空文庫
月の世界を歩きまわっているのはいいが、そのうちに、のどがかわき、腹がへって、その場に行きだおれになってはたいへんだと思ったのである。
— 海野十三 『大宇宙遠征隊』 青空文庫
かわいそうに林太郎は、おっかさんのお里を出てから、水一てき飲まずに五里ちかくの道を歩きつづけ、この町へきてもなにひとつたべずに、あっちこっちの病院をたずね回ったので、もうからだも頭もへとへとに疲れてこんなところにゆきだおれてしまったのです。
— 下村千秋 『あたまでっかち』 青空文庫
作例 · 標準
「もう、クローゼットがパンパンじゃない! あなた、いい加減に着倒れもほどほどにしたら?」
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彼は生活費を削ってまで最高級のスーツを仕立てる、現代に生きる着倒れの体現者のような男だ。
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「京都の人は本当に着物にお金をかけるよね」「まあ、着倒れの街って言われるくらいだからね」
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