手を休める
てをやすめる
表現動詞-一段
標準
to rest (from work, studying, etc.)
文例 · 用例
」「急用なら中止しましょう」と紳士は一寸手を休める。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
働きの手を休めるわけには行かないのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
吉蔵が其と見て、「やあ」と云って仕事の手を休めると、「やあ」と若者も同じ様に云って、吉蔵の傍へ停ち止まった。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
ヨロヨロの四分音符にかき消されて、そのことばはだれの耳にもとどかなかったが、全員が手を休めるチャンスがきたのを知って、即座に静寂がおとずれた。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
あたし我慢をしているから」 彼はそう云われると、不覚にも涙が出て来て、撫でてる腹の手を休める気がしなくなった。
— 横光利一 『春は馬車に乗って』 青空文庫
嘉吉はなか子の上に馬乗りになつてせいせい云つてゐたが、胸を締めてゐた両の手を休めると、お互ひに森となつて、よくお化けだお化けだと云つてゐたことを二人とも不図思ひ出してゐたのだ。
— 林芙美子 『朝夕』 青空文庫
」 お住は庖丁の手を休めるなり、孫の顔を見つめずにはゐられなかつた。
— 芥川龍之介 『一塊の土』 青空文庫
けれど、わたしの内にある祖先の血の弱さよ、はかなさよ、明方の霜の置く木の箱の家の中で、わたしは鐘の声を聞きながら、じつと滅入つて筆の手を休める。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
作例 · 標準
「さあ、一度手を休めてお茶にしましょう」と母が声をかけた。
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庭仕事の合間に手を休め、冷たい麦茶を飲んで一息つく。
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執筆に疲れた彼は、ペンを置いて窓の外の景色を見ながら手を休めた。
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