降り場
おりば
名詞
標準
place for alighting (from a bus, ski lift, etc.)
文例 · 用例
電車の乗り降り場にしては、重々しすぎて陰気な京成電車の、何年もしまったきりの入口を見て左へ折れ、音楽学校前への通りをすぎると、木の下に赤いポストが立っている。
— 宮本百合子 『図書館』 青空文庫
そして茫漠としたイランの空の上で、降り場所を求めるように円を描いて舞う。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
どうした事かそのおりばかりは、写真を撮るのを嫌がって泣いたのを、例の我儘だとばかり思って、誰れも死ぬ覚悟をしている人だとは知らないので、「そんな事をいわないで」といって無理に撮らせてもらったのだというが、死の前に写した、珍らしい形見の写真になってしまった。
— 長谷川時雨 『松井須磨子』 青空文庫
したがあれは、自分がやりもしない罪で訴えられるのをこわがつて、あのとおりばかな真似をする点では、いかにもそうらしい男です」「あのバーテンにも会わなければならないでしようね」「まあそうでしよう。
— THE QUICK ONE 『手早い奴』 青空文庫