目を疑う
めをうたがう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to doubt one's own eyes
文例 · 用例
そして上げ汐に河口の幅の広い湾入が湖のようになると、目を疑うほどはっきり空の富士が逆に映る。
— 岡本かの子 『健康三題』 青空文庫
いきなりの奇妙な一幕に、居合わせた者らも自らの目を疑うほどで、花嫁だったことを示す金の指輪がなくなったという紛れもない事実がなければ、他の連中にも信用してもらえなかっただろう。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
はてな」 ぴたりと鳴り音を止めて、ややしばしわが目を疑うように見守っていたけはいでしたが、とつぜんけたたましい声をあげました。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
それは、泥によごれ血にまみれてはいたが、目を疑うほどの驚きは、愛しいマヌエラへ、シチロウ、ザマより――とあるのだ。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
彼はそれでも自分の目を疑うように、二三歩改札口へ馳り寄った。
— 松本泰 『緑衣の女』 青空文庫
襖を開いてうす暗いそこに立つと、まだ寝ついていなかったとみえ、ふとんの上に起き直ったおくさんは、瞬間己の目を疑うように君子の様子を見つめたが、次の瞬間には、あっと低い叫びをあげて立ち上がり、泳ぐような手つきで君子に近づいてきた。
— 山本禾太郎 『抱茗荷の説』 青空文庫
沙煙――道の上五尺ほどの高さ、むらむらと沙が捲き立つて行くやうにも見える、淡い霧柱――大臣は、目を疑うた。
— 折口信夫 『死者の書 續篇(草稿)』 青空文庫
夕闇の上に、目を疑うほど、鮮やかに見えた山の姿。
— 折口信夫 『死者の書』 青空文庫
作例 · 標準
宝くじで一億円当たったと聞いて、思わず目を疑ったよ。
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