布教者
ふきょうしゃ
名詞
標準
missionary
文例 · 用例
これによって僕は宗教の感化力がその教義のいかんよりも、布教者の人格いかんに関することの多いという実際を感じ得た。
— 泉鏡花 『おばけずきのいわれ少々と処女作』 青空文庫
それで、J・I・Cの団員は、あたかも羅馬に於ける最初の基督教の布教者と同様の厳重なる秘密組織と致しまして、団員は一人一人に殉教者となる覚悟をもちまして各国に紛れ入り、その国の好戦的準備を妨害致す仕事を致しておりますので、妾の夫志村浩太郎は、その西部首領の仕事を引き受けておりましたものでございます。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
熊野の男の布教者は、梛をもつて歩き、女の布教者は、椿をもつて歩いたのではあるまいか。
— 折口信夫 『花の話』 青空文庫
此宗旨が純化するに従うて、他派の例を逐うて、奴隷階級の布教者が出来た。
— 折口信夫 『組踊り以前』 青空文庫
倭媛の如きも、実は日の神の教への布教者として旅を続けた人であつたのである。
— 折口信夫 『相聞の発達』 青空文庫
漂泊布教者が箱入りの神霊を持ち搬んだことは、屡例がある。
— 折口信夫 『国文学の発生(第二稿)』 青空文庫
ほかひと言はれる道具の元は、巡遊伶人が同時に漂泊布教者であつた事を見せて居り、長旅を続ける神事芸人の団体が、藤原の都には既に在つた事を思はせるのは、微妙な因縁と言はねばならぬ。
— 折口信夫 『国文学の発生(第二稿)』 青空文庫
私の此方面に関心を持ち出したのも、実はさうした側の、殊に近代に倚つての、布教者の漂遊を主題としてゐた。
— 折口信夫 『唱導文芸序説』 青空文庫
作例 · 標準
初期の布教者たちは、迫害を恐れず、密かに信者の輪を広げていった。
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彼は優れた布教者であると同時に、貧しい人々の救済に奔走した慈善家でもあった。
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SNSを通じて教義を発信する、現代的な布教者が増えている。
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