作劇術
さくげきじゅつ
名詞
標準
dramaturgy
文例 · 用例
なんといっても、芝居はフランスが元祖で、イプセンなども、やはり作劇術の点においては、明らかにフランス劇の影響を受けていますよ」 俺はフランス劇の話などきくような心持ちとはまるきり懸け離れていた。
— 菊池寛 『無名作家の日記』 青空文庫
最初から主役其他をきめてかゝる一般の作劇術からは、ほんたうに自由な戯曲があつてもよい。
— 折口信夫 『雑感』 青空文庫
実際彼の作品は、多くは「劇的スケッチ」とも称すべきもので、所謂作劇術の定石を無視した「人生の断片」であり、何よりも先づ「生きた人間」を描くことによつてのみ、舞台の「動き」を与へようとする自由劇場式戯曲である。
— 岸田國士 『ジヨルジュ・クウルトリイヌに就いて』 青空文庫
外国劇を勉強するのもいいが、そこから、何かかう特別な「作劇術」とか、思想的背景とかいふやうなものばかりを探し出さうとして、それらの戯曲が、「戯曲として傑れてゐる所以のもの」を嗅ぎ出すことができなかつたことは、慥かに日本の現代劇を本質的に発達させなかつた唯一の理由であるやうに思はれる。
— 岸田國士 『対話させる術』 青空文庫
それには、もうそれぞれの作家、それぞれの作品の、文学史的考察や、思想的傾向の吟味や、所謂、独逸流演劇学者の作劇術より見たる戯曲構成の論議や、そんな風なことはどうでもいい。
— 岸田國士 『対話させる術』 青空文庫
古来作劇術(ドラマツルギイ)と称する書物が教へるところは、実は、此の art そのものには関係なく、たゞ僅かに、〔me'tier〕 の一端に触れたものに過ぎません。
— 岸田國士 『劇作を志す若い人々に』 青空文庫
三幕八場、乃至五幕十二場といふやうなものもありはしたが、それらは、少くとも作劇術の標本にはなり得ない性質のものであつた。
— 岸田國士 『これからの戯曲』 青空文庫
実際、劇作家は、ここで初めて旧い作劇術の拘束を脱したといつてよい。
— 岸田國士 『これからの戯曲』 青空文庫
作例 · 標準
作劇術を学ぶため、演劇学校に入学した。
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この本は、作劇術の基本から応用までを網羅している。
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シェイクスピアの作劇術は、今も多くの人々に影響を与えている。
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