隠身
かくりみ
名詞
標準
文例 · 用例
修錬の極致に至りますると、隠身|避水火遁の術などはいうまでもございませぬ、如意自在な法を施すことが出来るのだと申すことで。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
―― 処を、牛の首に出会ったために、むしろその方が興味があったかも知れないと、そぞろに心の迷った端を、隠身寂滅、地獄が消えた牛妖に、少なからず驚かされた。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
それに、レポとしての私の体には、先天的に完全な隠身術が恵まれています。
— 小栗虫太郎 『聖アレキセイ寺院の惨劇』 青空文庫
「ところで、あの魔法のような隠身術も、底を割れば、たかがこの白い帯一つにすぎなかったのですよ」 検事とウルリーケを伴って、艇内に入ると、法水は、潜水服が吊されている一画を示した。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
宜しく共に隠身の薬を求むべし。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
すなわち術処に至り、隠身の法を求む。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
岩山の洞の国 不思議といえば不思議ではあるが、倶係震卦教から云う時は、木葉隠身にあたっているので、鳰鳥はちっとも驚かなかった。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
円環隠身 もちろん日本風の社ではなく、バビロン風の社であった。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫