焼け焦げ
やけこげ
名詞
標準
burn hole
文例 · 用例
私は、若い頑強の肉体を、生れてはじめて、胸の焼け焦げる程うらやましく思った。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
」 万は口を尖げるようにして焼け焦げだらけの炉縁へ、煙管を叩きつけるようにしていった。
— 佐左木俊郎 『手品』 青空文庫
古人の書画等に対してもまたそうであり、故紙や書物の断片の将に廃棄するところを救い、これを新装し再生するようなことは助長であり、心無く埃まみれに放置し、鼠や虫の害に遭わせたり,濡らしたり焼け焦げを作ったりするようなことは剋殺である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
しかし、不思議なことには、全身火ぶくれとなって焼けただれているのに、着ている着物には焼け焦げ一つ見えないのでした。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
そうして玄関のあたりに大臣夫婦は手も足も切り離されて、方々焼け焦げたまま、眼も当てられぬ姿になって倒れております。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
黒い飾りのある靴、焼け焦げになった袴、ニュッと伸ばした黄色い腕、生きているようにクワッと開いている眼――だが、なんという幸いだろう。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
炬燵を切ったあたりは畳も焼け焦げて、紙を貼り着けてある。
— 島崎藤村 『岩石の間』 青空文庫
焼け焦げたような顔色から推してこの男が、焔硝のけむりはともかく、煙草のけむりには相当お馴染になっていることが窺われた。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
作例 · 標準
アイロンの温度が高すぎたのか、お気に入りのブラウスの襟元に茶色い焼け焦げがついてしまった。
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コンロの近くに置いていた布巾に火が移り、小さな焼け焦げができて慌てて消した。
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中古で購入したソファの座面には、よく見るとタバコの焼け焦げのような跡があった。
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