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返杯

へんぱい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
offering a cup (of sake) in return
文例 · 用例
自分はかれの返杯を受けないで、さらに一杯を重ねさした。
国木田独歩 まぼろし 青空文庫
返杯をと、酒瓶とりたるをしほに、御迷惑ながら、今少し酌して下されずやといふに、女も惡い顏はせず。
大町桂月 金華山 青空文庫
純一は先生に返杯をして、支那の芝居の話やら、西瓜の核をお茶受けに出す話やらを跡に聞き流して、自分の席に帰った。
森鴎外 青年 青空文庫
吉里は善吉の盃を受け、しばらく考えていたが、やがて快く飲み乾し、「善さん、御返杯ですよ」と、善吉へ猪口を与え、「お酌をさせていただきましょうね」と、箪笥を放れて酌をした。
広津柳浪 今戸心中 青空文庫
「さあ、御返杯」 と、ぐうと、一息に干したのを献す、お初。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
……はいご返杯」 と杯を出した。
国枝史郎 猫の蚤とり武士 青空文庫
……(飲んで返杯して注ぎながら)然し、とにかく、かうなれば、もう此の辺が潮時ぢやありませんか。
三好十郎 彦六大いに笑ふ 青空文庫
「ご返杯を」「まあ、それは持っていねえ、おれはこっちの杯で飲むから――時に武者修行」「はっ」「幾歳だい、若いようだが」「明けて、二十二歳を迎えます」「故郷は」「美作です」 ――というと宍戸梅軒の外れていた眼が、武蔵の全姿をきびしく見直した。
火の巻 宮本武蔵 青空文庫
作例 · 標準
宴もたけなわとなり、皆が次々と返杯を勧める、和やかな雰囲気だった。
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「一杯お返しに」と、彼は先輩にお猪口を差し出し、返杯を促した。
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返杯の儀礼は、人間関係を円滑にするための日本の文化の一つだ。
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