絶対安静
ぜったいあんせい
名詞
標準
complete bed rest
文例 · 用例
絶対安静の病床で一カ月も米杉の板を張った天井ばかりを眺めて暮した後、やっと起きて坐れるようになって、窓から小高い山の新芽がのびた松や団栗や、段々畑の唐黍の青い葉を見るとそれが恐しく美しく見える。
— 黒島傳治 『海賊と遍路』 青空文庫
それだから、頭を打ったと思ったらたとえ気分に変わりがないと思っても、絶対安静にして、そうして脈搏を数えなければならないそうである。
— 寺田寅彦 『鎖骨』 青空文庫
その場合、ぼくの身体の状態から考えれば、黙っていることこそ自然であったに違いなかったのだが、ぼくは自分が絶対安静を必要とする病人であることを忘れていたのだ。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
肺炎と坐骨神経痛と風眼とが同時に起った時、彼は、眼に繃帯を当て、絶対安静の仰臥のまま、囁き声で「ダイナマイト党員」を口述して妻に筆記させた。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
そして絶対安静なコンデションが必要なんです。
— 平林初之輔 『人造人間』 青空文庫
次に三号室は「怪我人」と呼ばれ、決してどこも怪我をしているわけではないのだが、自から大怪我をしたと称して頭から顔いっぱいに繃帯を巻き、絶対安静を要する意味でいつも部屋の中で仰向きに寝てばかりいた。
— 大阪圭吉 『三狂人』 青空文庫
絶対安静の幾ヶ月が過ぎた。
— 原民喜 『虹』 青空文庫
「お前は絶対安静だ」「いや、いや、あたし、歩きたい。
— 横光利一 『春は馬車に乗って』 青空文庫
作例 · 標準
医師は、骨折した患者に絶対安静を命じた。
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手術後、彼女は数日間絶対安静が必要だった。
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高熱が続いているので、今はとにかく絶対安静にしてください。
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