打ち震える
うちふるえる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to tremble
文例 · 用例
貧しい弱いものの味方になってくれる基督教の教会へ行って霊魂を預けるより外には、もうどうにもこうにもならないような、極度の疲労と倦怠とで打ち震える人の傍にでも居るような気がした。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
そのようにして私は、真夏の白昼舌のような火炎を作り、揺らぎのぼる陽炎に打ち震える、夏菊の長い茎などを見やっては、とくりともなく、海の幻想に浸るのが常であった。
— 小栗虫太郎 『紅毛傾城』 青空文庫
……と突然、シューベルトの打ち震える老木のように、彼は理由もなく震えだした。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
世界のあらゆる息吹きに打ち震える官能をもっている。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
「君は見たか ほんの微かな香りの中に親しい匂いを嗅ぎつけた 馬たちの身体が打ち震えるのを?
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫
藤村は、何とうちふるえるような情感のたかまりで、若い男と女のやさしい心の恋をうたっていることだろう。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
そこで父親の頑強そうな大きな胸がうちふるえるのだった。
— DIE VERWANDLUNG 『変身』 青空文庫
家来たちが彼に鎧をきせながら彼の皮膚がうちふるえるのを見て、「こんどの危険は大したことはございません。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
作例 · 標準
例句