跳梁跋扈
ちょうりょうばっこ
名詞動詞-サ変
標準
being rampant
文例 · 用例
跳梁跋扈厭き足らぬ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
……もう、やけになつて、鳴きしきる蟲の音を合方に、夜行の百鬼が跳梁跋扈の光景で。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
町に、隠れたる本草家があって、その用途を伝授しても、鎌を買う資本がない、従ってかの女、いや、あの野郎の狼藉にまかせてあるが、跳梁跋扈の凄じさは、時々切って棄てないと、木戸を攀じ、縁側へ這いかかる。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
しかしこの時代でも、こうした悪鬼の跳梁跋扈をいつまでも見逃がしてはおかなかった。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
其には、送られる虫の代表者と言はうか、虫と人間の仲介者と言はうか、人間生活に障りする者をひき括め、之が跳梁跋扈を圧へて、悪あがきをさせぬ者があると考へてゐた。
— 折口信夫 『夏芝居』 青空文庫
独立戦争中は、イギリスとアメリカとの境界線が、この近くを通っていたので、ここは略奪の修羅場となり、亡命者や、王党側の暴れものや、そのほか、あらゆる国境の荒くれ男どもが跳梁跋扈したのである。
— 故ディードリッヒ・ニッカボッカーの遺稿より 『スリーピー・ホローの伝説』 青空文庫
跳梁跋扈に委すばかりであった。
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
前回、安南帝国皇帝附き諜報部長宋秀陳が日比谷公園の池畔に立って、五彩の光暈で包まれた周囲の高い建物を見上げながら、この魔がしい大都会の大気の中に、さながら空気中のアルゴンの如くに無慮無数の魑魅魍魎がほしいままに跳梁跋扈しているように感じられてならぬと嗟歎したが、げにもっともな感想であった。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
作例 · 標準
戦乱の世では、盗賊が跳梁跋扈していた。
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SNS上では、デマが跳梁跋扈し、情報の真偽を見極めるのが難しい。
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規律のない組織では、不正が跳梁跋扈することになる。
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