遑々
こうこう
形容詞-たる副詞-と
標準
hurried
文例 · 用例
栖々遑々、時を匡し道に順ひ、仰いで鳳鳴を悲み、俯して匏瓜を嘆ず、之を估りて售れざらんことを恐れ、之を藏めて失はんことを憂ふ、之れ正は即ち正なりと雖も、寧ろ鳥獸の營々として走生奔死するに等しきなきか。
— 高山樗牛 『人生終に奈何』 青空文庫
信じ得る人の心は平和であろうが、批評する人の心はいつも遑々としている。
— 島村抱月 『序に代えて人生観上の自然主義を論ず』 青空文庫
親鸞はその夢を追うて九十歳まで遑々として生きたのであろうか。
— 倉田百三 『愛と認識との出発』 青空文庫
夜学校を出た時真暗らだと思われていた空は実際は初冬らしくこうこうと冴えわたって、無数の星が一面に光っていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
「心に思う万分一、その一言は云わないでも、姉の身ぬけにこうこうと、今云った義理だけは、私はその人に言いたかった、言いたかったんです。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
雲はこうこうと光ります。
— 宮沢賢治 『シグナルとシグナレス』 青空文庫
後より八蔵入来り、こうこういう次第にて、八橋楼の亭主を捕え、一室に押込め置きたるが、というに得三|頷きて、その働を誉めそやし、後にて計らうべき事あり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
」と急込むにぞ、側に侍いける侍女二|人、ばらばらと立懸くるを、遮って冷笑い、「こうこう騒ぎなさんな。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
彼は遑々として身支度を整え、慌ただしく家を出た。
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仕事に追われ、遑々として過ごす毎日だ。
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出発時刻が迫り、皆が遑々とした様子で準備を進めていた。
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