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後下

こうか
名詞
1
標準
文例 · 用例
下顎を後下方へ引っ張っているように、口を開いているので、その長い顔が殆ど二倍の長さに引き延ばされている。
森鴎外 カズイスチカ 青空文庫
そうして、それを後下りに引き摺っている。
夏目漱石 満韓ところどころ 青空文庫
もしか今後下級吏員の女房を呼ぶのに「かみさん」と言ふ事に極めれば、手内職も誰憚らず出来ようといふもので、従つて市吏員の生活も屹度楽になるといふのだ。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
後下剤を飲み、夜に入りて十数回の下痢があった。
堺利彦 獄中生活 青空文庫
引っ返して屋敷の人達に、このありさまを知らせてやろう」 そこで物音を立てぬよう、彼らに姿を見せぬよう、背後下がりに退いた。
国枝史郎 怪しの館 青空文庫
後下がりの刻み足で、太刀は中段真の構え、兵馬の眉間へ、鋩子先をさしつけ、居つかぬ用意にシタシタと動かし、ジリリ、ジリリ、ジリリ、ジリリと、庭の奥へと下がって行く。
国枝史郎 娘煙術師 青空文庫
そこで一軒、山の流れの行きどまりになったところの両側に跨って建って居る家に休んで、越後下関駅発の汽車の時間を待ち合せた。
折口信夫 山の湯雑記 青空文庫
九四 凡區處人事、當先慮其結局處、而後下手。
南洲手抄言志録 南洲手抄言志録 青空文庫