異獣
いじゅう
名詞
標準
文例 · 用例
巍々たる楼門、虹の如き長廊、噴泉玉池珍禽異獣、唱歌の声は天上より起こり、合唱の音は地上より湧く、忽ち、美人と童子とありて、遙かに望見して一揖す。
— 国枝史郎 『高島異誌』 青空文庫
これに加うるに、動物、植物も平地とその類を異にし、奇鳥、異獣を見ることあり。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
その第七巻の初めに『異獣』という章がある。
— 中谷宇吉郎 『雪男』 青空文庫
丈は常並の人よりたかく、顔は猿に似て赤からず、眼大にして光りあり」という異獣であった。
— 中谷宇吉郎 『雪男』 青空文庫
北越雪譜二編巻之三 終北越雪譜二編 巻之四越後 鈴木牧之 編選江戸 京山人百樹 増修○ 異獣 魚沼郡|堀内より十日町へ越る所七里あまり、村々はあれども山中の間道なり。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
是今より四五十年以前の事なり、その頃は山かせぎするものをり/\は此|異獣を見たるものもありしとぞ。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
やがてかまどのもとに立しきりに飯櫃に指して欲きさまなり、娘此|異獣の事をかねて聞たるゆゑ、飯を握りて二ツ三ツあたへければうれしげに持さりけり。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
按るに和漢三才|図会寓類の部に、飛騨美濃あるひは西国の深山にも如件異獣ある事をしるせり。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
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異獣(いじゅう)とは、江戸時代、現在新潟県にあたる越後国魚沼郡に出現したとされる謎の生物である。「猿に似て猿に非ず」と形容される。越後の豪商・鈴木牧之が1841年(天保12年)に出版した『北越雪譜』第2編巻4に出現記録が載っている。
出典: 異獣 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0