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心力

しんりょく
名詞
1
標準
文例 · 用例
それが高くふりあげられ、力を込めてまつすぐに打ちおろす時、あれらの家屋は破壞され、めちやくちやになり、警官の如きもの、隊長の如きもの、ビア樽の如きもの、横倒しにされ、その遠心力でもつて舞臺の圈外へ吹つとばされる。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
それ覆載の間、朝野の別を問わず、人皆、各自の天職に心力を労すればまたその労を慰むるの娯楽なかるべからざるは、いかにも本然の理と被存候。
太宰治 不審庵 青空文庫
人差指に雁首を引掛けてぶら下げておいてから指で空中に円を画きながら煙管をプロペラのごとく廻転するという曲芸は遠心力の物理を教わらない前に実験だけは卒業していた。
寺田寅彦 喫煙四十年 青空文庫
心力よりも求心力が強い。
太宰治 『井伏鱒二選集』後記 青空文庫
この万物の本体、本性を突き止める心力、これを「慧」と言います。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
誠に日本仏教は、生に対して逞しく健康な心力を有する日本民族にとって、如何にも相応しい心使いを持つ宗教であります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
それはわたくしの心力ではとても及ばぬ所業なので御座います。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
仏は人々の持つ心力の程度を実の如く知ろしめし給う。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫