幻辞.com

迂曲

うきょく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
meandering
文例 · 用例
すなわちその国語の語根のある一つだけを取って考えると、それはアルコホルの一分子のように、不規則にあちらこちらと人から人を伝わって、迂曲した径路を取りながらも、ともかくも、統計的には、その出発点から次第に遠く離れて行くであろう。
寺田寅彦 比較言語学における統計的研究法の可能性について 青空文庫
東京の西北方から勢を起しながら、山の手の高台に阻まれ、北上し東行し、まるで反対の方へ押し遣られるような迂曲の道を辿りながら、しかもその間に頼りない細流を引取り育み、強力な流れはそれを馴致し、より強力で偉大な川には潔く没我合鞣して、南の海に入る初志を遂げる。
岡本かの子 河明り 青空文庫
僕はそれからなぜだか分らないから頻りに宇宙を見たのサ、道は曲ッてついている、真直にすれば近いものを態と迂曲て人のあるく所が妙じゃないか。
幸田露伴 ねじくり博士 青空文庫
坂は急にして曲折迂曲し、目及びて至るに勞あり。
長塚節 草津行 青空文庫
) 巖頭に小さき塔ありて、美しき入江の景色の、遠く大小二島の邊まで見ゆる處より、蘆薈、「ミユルツス」の間を通ずる迂曲せる小みちあり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
側に一支流ありて、迂曲して落つ。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
水の溜ってる面積は五、六町内に跨がってるほど広いのに、排水の落口というのは僅かに三か所、それが又、皆落口が小さくて、溝は七まがりと迂曲している。
伊藤左千夫 水害雑録 青空文庫
水の溜つてる面積は五六|町内に跨つてる程廣いのに、排水の落口といふのは僅に三ヶ所、それが又、皆落口が小さくて、溝は七まがり八まがりと迂曲して居る。
伊藤左千夫 水害雜録 青空文庫
作例 · 標準
例句