集まり来る
あつまりくる
動詞
標準
文例 · 用例
よそから毎晩のようにこの置座に集まり来る者二、三人はあり、その一人は八幡宮神主の忰一人は吉次とて油の小売り小まめにかせぎ親もなく女房もない気楽者その他にもちょいちょい顔を出す者あれどまずこの二人を常連と見て可なるべし。
— 国木田独歩 『置土産』 青空文庫
ここにおいて我の悦びを人に推し、我の能くするところを人に教え、また信従する者があって、近くから遠くから集まり来る時は、例えば水が次第に増え、火が次第に盛んになるのを観る様である。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
「この笛を見よ」と三太夫は銀色の小笛を摘まみ上げたが、「この小笛を吹く時は十里四方の小鳥ども一斉に翔けり集まり来る。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
東京駅にはただ遠方に行く旅客が集まり来るばかりである。
— 高浜虚子 『丸の内』 青空文庫