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東院

とういん
名詞
1
標準
文例 · 用例
建築に於ても、東大寺の法華堂、法隆寺|東院の夢殿、新薬師寺、正倉院その他が、当時の俤を伝へてゐる。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
法隆寺東院絵殿に以前安置されていて今は綱封蔵にあるときく此の夢違観音は所謂天平前期にあたる作であるが、この像の持つ美の要素には十分注目すべきものがあり、日本美の特質を深く包蔵している。
高村光太郎 美の日本的源泉 青空文庫
同寺東院堂の銅造聖観音立像もこれに劣らぬ美の最もいさぎよきものである。
高村光太郎 美の日本的源泉 青空文庫
けだし当初の伽藍は今の敷地よりも東方にあったもので、その位置が東院に近かったが為に、天智天皇朝の火災の際には幸いにして東院その厄を免れえたとしても、なお延長火災の際の場合と同じく、他日お互いに累を及ぼす事を顧慮して、寺地変更の議が生じ、それが決定せぬ間、まず他の寺院の造営に従事したものであった。
喜田貞吉 法隆寺再建非再建論の回顧 青空文庫
そして後に決定したのが東院を遠く西に離れた、今の敷地だと解すべきものである。
喜田貞吉 法隆寺再建非再建論の回顧 青空文庫
次に近ごろ行われつつある食堂・東大門・東院礼堂等の大修理についても、また種々の興味ある新発見が続々行われつつあるものの如く報道せられている。
喜田貞吉 法隆寺再建非再建論の回顧 青空文庫
また東院礼堂下から発見せられた掘立柱の如きも、もとの斑鳩宮と東院との関係を知る上に有益なる資料を提供したものであると考える。
喜田貞吉 法隆寺再建非再建論の回顧 青空文庫
しかし考えてみると、三月堂の不空羂索観音、聖林寺の十一面観音、薬師寺東院堂の聖観音、中宮寺観音、夢殿観音など、推古天平の最も偉大な作品は、同じくみな観音である。
和辻哲郎 古寺巡礼 青空文庫