饒舌家
じょうぜつか
名詞
標準
talkative person
文例 · 用例
」 そして正面の饒舌家の女性群と眼を見合わすと、止むを得ぬはずみのように言った。
— 岡本かの子 『ガルスワーシーの家』 青空文庫
」 誰ひとり、その銀鍍金の饒舌家を知る人はなさそうに見えた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
サンタが夫は卑しき饒舌家ならずして、まことに學殖ある人なりしこと、此|往來の間に明になりぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
蓮葉な女、無芸な不真面目な女、出鱈目な饒舌家――そんな風にばかり思つて軽蔑してゐたが、今に初めてよくよく注意して見ると稀に健やかな情熱に、内に、ほのかな陰影をふくめた屈托のない花のやうに、明るく、果敢なく、際しもなく咽び入つてゐるかのやうに思はれた。
— 牧野信一 『小川の流れ』 青空文庫
吾家ではあんなに凄じい饒舌家であるにも関はらず、その時だつて、田舎空気には半日も落ついては居られずに妙に遠慮深くそわ/\として愴慌と引きあげてしまつたものである。
— 牧野信一 『小川の流れ』 青空文庫
何処ででも私は忽ち陶然として野蛮な饒舌家に変るのが常習の筈だつた。
— 牧野信一 『熱い風』 青空文庫
その次の日に、私はジャッコのうしろで呪うべき饒舌家の苦力らに逢った時、ちょっとした一時的の憐憫の情に駆られて、ウェッシントン夫人にすべてのことを打ち明けるのをやめてしまったが、彼女はわたしの婚約のことをすでに知っていた。
— 幻の人力車 『世界怪談名作集』 青空文庫
其処へ饒舌家の叔母が小供達と共に泊りに来たのが、今朝も信吾は其叔母に捉まつて出懸けかねた。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
作例 · 標準
あの政治家は有名な饒舌家で、一度話し始めると止まらない。
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彼は自他共に認める饒舌家で、パーティーの場を常に盛り上げている。
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静かな環境を好む私にとって、隣の席の饒舌家は少し苦手だ。
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